筥崎瓦版 Vol.1 No5 Ser.5 2003年9月5日 編集・発行 夢企画 〒812-0061 福岡市東区筥松2-3-17-202 e-mail: mail@yumekikaku.jp Phone. 092-624-1316 FAX 092-624-1317 HomePage http://yumekikaku.jp/ (kawara/ ※PDF版・テキスト版) 不定期発行(15日〜1.5ヶ月の変則間隔で発行予定)配布場所によりB5〜A3選択 ◎人は人によって変わっていく  駄菓子屋さん・・・いまでこそ流行の様に、むかし懐かしい駄菓子を売っている近代的なお店を時々見かける様になりました。でもここで紹介するお店はちょっと違います。それは本当に昔ながらの駄菓子屋さん。僕が子供の頃は「ばーちゃん店」(言葉が悪いでしょうか?)などと呼んで親しんでいた様なお店。40歳前後くらいの人なら学校の近くはもちろん、地域の中にもよく見かけたのではないかと思います。  「駄菓子屋さん」の懐かしさといえば、商品自体の懐かしさもさることながら、お店にいたおじちゃんやおばちゃん、あるいはおばあちゃん。そしてお店の周りでの遊びや友達・・良くも悪くも、そんな思い出を含めて「懐かしい」と言いたい気がします。  さてこのお店の存在は以前から知っていましたが、立ち寄って見ることもなく・・・(^^;; 今回初めての訪問でいきなりのインタビューとなりました。  場所は地下鉄箱崎九大前駅から程近いところで、初めての印象ではとても親しみやすいおばあちゃんと親しみやすいお店の作り。年齢と営業年数を聞いてみると、なんと来年で90歳、そして営業開始が昭和36年ということなので、もう42年くらいでしょうか。  やっぱり、毎日お店をやって毎日子供たちや周辺の人と関わるからこそお元気なのかなと思いました。おばあちゃんも、「お店を閉めたらボケるだろうし」と言っておられました。  消費税が導入されても消費税分の値上げはせず・・・よって利益も減って、今度消費税が上がったらお店を閉めようかなと思っているとのことでした。それに、悪い子達にとっては、「罪を作ってしまうから」と。  最近ではお店に置いている商品も減ったということでしたが、やはりクジやクジ付のお菓子とカードの類もあり、またくしものも根強い人気。それにいまだ健在のスーパーボール。20年30年経っても、大した変わりはないのかなと思いました。  いろいろとお話しを聞いてみると、興味深い話がいくつかありました。  今の子供は昔の子供よりも計算高く、お金に対してしっかりしている子が多いとのこと。  子供の頃によく来ていた子が大人になって地元を離れているにもかかわらず訪ねて来てくれたり、家族や子供をつれてきてくれたりすることも多々あるそうで、みんなに愛されてるんだなーと思いました。  大人になってからでも来てくれる人に「店を閉めようと思う」とか「また悪い子が出てきた」などと話したりすると、「やめないでよー」と言った励ましの言葉をくれたり、防犯対策に監視カメラを取り付けてくれたりしてくれた人もいるそうです。  それから、ある日突然店に入ってきて、子供達がいるにもかかわらずいきなり土下座してひたすら謝った40前後の人もいたそうです。その人は子供の頃にお店でよく悪いことばかりしていた子だったそうです。その人に何があったかは知る由もありませんが、反省して謝る事・実行することもさることながら、その人の心の中におばあちゃんがいたことがすごいなと思います。  そんな話しを聞いている最中にも一人の青年が店に入って来たかと思うと、おばあちゃんもその青年に向かってにっこりと笑顔。  青年は僕に気を使って遠慮するようにしばらく黙って立っていましたが、青年の方に聞いてみるとやはり子供の頃によくお店に来ていたらしく、現在は東京に住む大学生とのこと。休みで帰省中なので、おばあちゃんに会いにきたら僕と出くわしてしまった・・・(^^;; 。 おばあちゃんの話では、妹さんとよく来ていたらしく、見ているとなんだか、「おばあちゃんと孫」の様な感じ。  やっぱりおばあちゃんは愛されている・・・おばあちゃんの元々の人柄なのか、子供たちとのふれあいなどを通して優しさがにじみ出ているのか、それとも長い人生経験からくるものなのか、とにかくいい雰囲気のおばあちゃん。この雰囲気に引かれてか、何度か写真撮影の依頼があって、作品展などで展示されたこともあるそうです。  それから・・・実はこのお店は車1台分の幅くらいしかない細い道に面しているのですが、子供たちがふざけたりして急に店を飛び出すこともあるそうで、でもこれまでに一度も事故がなく、お店の隣にある「福岡市新四国霊場第八四番札所」にまつられているお地蔵さんのおかげではないかということでした。  みなさんの子供の頃はどうでしたか?「昔を懐かしむのは年老いた人のすること」なんて言葉もあるようですが、そうでしょうか? 出来ればもう一度会ったり行ったりしておきたい人や場所はありませんか?  まだまだ、多くの子供達の心に優しさの種を蒔いてくださいね! おばあちゃん・・・!!        CANOMATE ◎危機管理  あなたが右の写真のような場所に居たとしたら、あなたはどうしますか? ・・・と聞かれても、普通の大人であれば特にどうするかなんて思うことは無いかも知れませんが、子供や多少やんちゃな青少年であれば、きっと下のバーに足をかけて身をのり出したり、上のバーにぶら下がったり、座ったり、あるいは上のバーに荷物をひっかけたりするのではないかと思います。  設計者は鉄骨下へ人が入ることを制するねらいで取り付けたものと推測しますが、実際に使われるだろうと思われる内容を考えれば、この取り付け方はあまりにも貧弱です。  実際に写真1の黄色い紙がある部分のバーの支えは根元の溶接部分から外れています。  10ミリ前後の径のパイプを、取り付け用の座の裏側からのみ溶接しているようですが、パイプの円周全体にはちゃんとした溶接跡が見られません。もうひとつ不可解なのは、写真2の奥の方ではちゃんと2つのバーが1本の太いパイプで支持されていますが、手前の方(破損して黄色い紙で注意書きがある方)は2本をまとめた支持がなく、強度度外視の取り付け方になっています。  この破損部分を発見したのは8月のある日のお昼ごろ、箱崎駅にて。破損を知らずによりかかる人もいるし、夜に来た時もまだ何の対処もされてなかったので改札を抜ける際に駅員さんに情報を与えました。翌日のお昼にも駅を利用することがあったので対処の具合をのぞいてみると、なんらの対処もされてない。よって再度駅事務所に警告。それから僕の目的の電車が到着するまでの約20分間、誰も現場を確認しにくることはなかった。その日の夕方にやっと写真のような注意文が貼ってあった。(残念ながら貼り紙は、バーに下げる形で間隔を空けて複数枚を貼らないと、人は気づかないと思うし破損部分以外では関係ないのかと思ってしまうのではないだろうか?)  人命に関わるような事ではないかも知れないが、これでいいんだろうか? 施設の設備や対応などは・・・        CANOMATE ◎記事・作品等 募集のお知らせ  みなさんからの情報を募集しています。個人の趣味や作品・4コマ漫画・地域の歴史や流行事・様々なレシピ・専門職従事者からの情報など、とりあえずなんでも募集しています。投稿記事の掲載料や報酬は基本的にありません。ただし営業に絡む内容および団体からの広報は記事広告あるいは広告枠として取り扱い、有償とさせていただきます。  それから・・・社会全体の福祉推進活動にご協力いただける方も募集しています。詳しくは夢企画へお問合せください。 発行に関する注意: 1 この瓦版は、印刷物のほか視覚障害者の利用を考慮して文字のみのデジタルデーターとしても公開されます。点字・読み上げ・拡大写本などでご利用いただけます。 2 この瓦版は夢企画が印刷及び配布する以外に、インターネット上での閲覧等が出来るような形でも公開されます。 3 ただし夢企画の許可の無い二次使用は認めません。 投稿時の注意: 1 できるだけパソコンで扱えるデーターでお願いします。(文はテキストデーター、絵や写真は一般的な画像データー形式で)手書き原稿の場合は容量により掲載が遅れる場合があります。PCは扱えるがPC自体がないなどの場合は夢企画にご相談ください。掲載方法の具体的な希望がある場合は、文書にて指示していただくか、印刷されたサンプル文書、またはMS-WORDや一太郎、あるいはEPS形式のデーターにて指示してください。 ※必ずご希望にそえるものではありませんので、悪しからずご了承ください。 2 写真や絵などはA4サイズまでなら直接読み取り可能です。ただし掲載時の色合い等は変化しますのでご了承ください。(色合いはデジタルデーターでも同様に変化します) ※記事や作品掲載の為に写真が必要な場合、2〜3日であればデジカメを貸出できますので、ご相談ください。 3 記事の内容は完全オリジナルで未発表のものに限らせていただきます。他紙で発表されたものの記事投稿はご遠慮ください。また著作権法上の保護対象になるものが含まれる場合は権利者の許諾が必要になる場合がありますのでご注意ください。 4 基本的に長期の連載コーナーは設けません。連載企画をお持ちの方はご相談ください。 5 掲載が確定した分の関係者には、公開・配布前に確認等を行っていただきますので、ご協力お願いします。 ◎広告 1 この瓦版は、以下の店舗等に設置させていただいてます。    ○ギャラリー萠 ○お食事まるみつ ○食事処みねや ○河手医院 ○ザ・カクウチ    ○グリル和田  ○喫茶ファニー  ○市村酒店   ○肯否店小石原    ○誠心堂薬局  ○左右庵  ○カフェ・エフエフ93  ○ヘアーサロン モンド    場所・連絡先等は、夢企画へお問い合わせください。    http://yumekikaku.jp/kawara/ (携帯の場合は http://yumekikaku.jp/m/)からも情報が得られますのでご利用ください。 2 パソコンと写真の便利屋さん+α 夢企画  東区筥松2-3-17-202  電話092-624-1316   電子機器の組立・配線   計測・制御・事務処理等のPCソフトウエア開発   結婚式・披露宴・発表会  日常風景のスナップ写真撮影  その他何なりとご相談ください。