筥崎瓦版 Vol.3 No.1 Ser.15 2005年 1月25日 編集・発行 夢企画 〒812-0061 福岡市東区筥松2-3-17-202 e-mail: mail@yumekikaku.jp Phone. 092-624-1316 FAX 092-624-1317 HomePage http://yumekikaku.jp/ (kawara/ ※PDF版・テキスト版) 不定期発行(15日〜1.5ヶ月の変則間隔で発行予定)配布場所によりB5〜A3選択 キーワード: ◎地域交流  ◎どんど焼き  ◎お好み焼き  ◎若桜湯 以下本文  松島大橋東交差点横に地域の掲示板らしきもので囲まれた小さな畑があります。その掲示板には保育園児や小学生の絵や書道作品、それに地域の活動状況などの写真が掲示されていてなかなか面白い。地域の掲示板というと狭い木枠の中に行政がらみや地域のイベント程度の案内を貼り出したものが多いもの。そんな中、結構広い面積を交差点脇に設置し絵などを貼り出すとは、なかなかの試みだなと思ってちょっと調べてみました。  連絡先として保育園の電話番号しか見当たらなかったのでとりあえず電話してみると、「明日老人会の方を招いた発表会があり、畑(掲示板のある所)で子供達が収穫したお芋を使った料理も出ます」との新たな情報。これまた面白いと思いすかさず見学のお願いをすることに・・・ 。  どうやら松島校区ではいろんなつながりを積極的に持っているらしい。  先の掲示板や畑の管理は「松島まちづくり協議会」。区画整理の際に中途半端な形に残ってしまった土地を借り受けて地域のために使ってもらおうという趣旨だそうで、とりあえず保育園児の農作体験や地域の子供達の作品紹介などを行っているとのこと。掲示板自体は地域に貢献する内容であれば申し込みにより誰でも利用可能だそうです。この点、無意味な規制が無くて開かれた掲示板だなと思います。地域での活動案内や報告そして作品発表など、地域の情報共有の場として積極的に利用されればなと思います。  さて保育園の発表会の様子が上の写真です。子供達は演じている方も観ている方もノリノリ。老人会のみなさんもノリノリとはいかないまでも、楽しく観ている様子でした。発表会の後はみんなで昼食・・・ 園児が植えて収穫したお芋を給食の先生がご飯とデザートに調理してくれたものが振舞われました。僕もありがたーくいただいてきました。とても美味しかったです。机の高さの違いでみんなが混ざって食事という風にはなりませんでしたが、もっと身近に直接一言交わす事が出来る時間が持てればそれも面白いかなと思いました。  さて子供達と老人会のみなさんの間には、何かうまれたかな? ◎どんど焼き  ある日の夕方、もう薄暗くなる頃吉塚を歩いていると「しめなわありませんかー」と声を上げながら親子らしき2組が歩いていた。  なんでだろうと思いつつ回転焼き屋さん(後のコーナーでご紹介のお店)でお腹を満たしていると、ご主人から「今度の日曜日、どんど焼きが・・・ 」という話が出て、なるほどーと納得。  「どんど焼き」というと、多くは小正月(1月15日前後)に門松・しめなわ・お供え物・前年のお札などを持ち寄って焼くお祭りで、1年の無病息災などを願うもの。  見学に行ったのは1月16日「東光院」(吉塚3:福岡市指定史跡)の庭園跡。この地域では27年前に町興しの一環として始まったそうで、地元の様々な団体や小学校関係者の協力によって行われていました。お汁粉なども振舞われ、僕もありがたくいただいてきました。昔は伝統行事として様々な所で行われていた様で、学校行事として行うこともあったそうですが、宗教上の理由による抗議や消防署からの注意そして学校隣接の住人からの苦情などにより学校では出来なくなっていったという話も耳にしました。現在では燃やしてはいけないものもあったり正月飾りそのものの需要が減っていることもあってなかなか実施は難しいのかも知れません。  子供達はお祭りについて多少知っているのかな?と思うところもありますが、小難しい事は抜きにして、大人子供が一緒に集う場が少なくどうしても知り合いだけでまとまってしまう昨今、知らない人や大人と子供の交流のきっかけになるかも知れない場を地域の人の手で作り、そして続けていることは大切だなと思います。そういう意味では先の松島まちづくり協議会を中心とする様々な試みも、それぞれの立場で地域の事・周りの事・延いては自分自身に目を向け地域や個人の充実を図るきっかけ作りに役立っているのではないかと思います。「まちづくり」も「人づくり」も特定の人や団体が特定の利益の事だけを考えていてはうまく実現出来るものではありません。形だけでなく様々な試みと心意気で人とまちを育てましょう・・・ (大汗)CANOMATE ◎文化と活気の薫るまちに  筥松を歩いていると木工芸屋さんの展示物を発見。なかなか面白そうなのでちょっと訪ねてみたところ、「曲物」の製作も行っているとか・・・ そう「博多××」のひとつ「博多曲物」(杉や檜の薄板を曲げて作った器など)。 事業所の名称は「フクトク木工芸」(筥松3-9-33)馬出にある曲げ物屋さんとは兄弟だそうですが、その作り方には違いがあるそうです。曲物の他には主に厨房用の木製品製作を行っているとのことでした。  小中学校から見学や体験に来たりすることもあるそうです。でも残念ながら後継者がいないそうで、技術的なものも含めてもったいないなと思いました。  学校の授業や趣味の手始めとして、個人レベルで興味をもってもらうきっかけに簡単な製作キット(実用品など)が出来ないかと提案させていただきましたが・・・ 。  それから、炊きたてのご飯を御櫃(おひつ)やお弁当箱に入れておくといい香りがするんだそうです。(瓦版発行までに体験しようと思ってましたが、残念ながら間に合いませんでした)そんな新鮮な発見や体験を大人はもちろん子供達にも味わってもらえる場ができたらなと思いました。・・・ と書いた後日、たまたま入った喫茶店でランチ(和食)を頼むと御櫃入りのご飯が出てきたので香りを期待したのですが、残念ながら長く使っているらしく香りはとんでました。でも食事は美味しくてお店の雰囲気も良かったのでいずれご紹介します。 ◎ソース系  前号で「たこやき」を紹介してからここ最近「たこやき」や「お好み焼き」を食べ歩くことが多くなった中、けっこう美味しいと思えたお好み焼きと出会いましたのでご紹介します。  最初に食べたときは広島風なのかなと思いましたが、そうでもなさそう。野菜たっぷりでそこそこボリュームもあるし、だしも効いていてなかなか美味しい。お値段も手ごろ(写真はミックス焼きで500円)。たこやきもあって、これまたなかなかのお味で、ソースの他にピリ辛の酢だれというのもあったりします。元々は回転焼き屋さんということで、あずき・白あん・カスタードクリームの入った回転焼きなどもあります。  機会があれば一度試してみませんか? 回転焼き・お好み焼き こまち 吉塚1-15-11 電話:092-621-1391 休み:日曜日(不定) ◎若桜湯  前号で銭湯を紹介させていただきましたが・・・ 吉塚の方を散策していると吉塚商店街の中に「ゆ」の文字を発見。しかもちょうちんや絵が壁伝いににぎやかしくかけられている。これはちょっと見ておかなければと思い訪ねてみましたところ、外のにぎやかしさ同様に中もにぎやか。ちょうどクリスマスの飾りつけもあって更ににぎやか。そして番台のおばちゃんもにぎやか・・・ ということで、にぎやかしいお風呂屋さん(銭湯)を前号に追加でご紹介します。  このお風呂屋さん、開業は明治時代(多分?)だそうです。その当時からある鏡と台が右の写真です。いろいろ飾ってありますが、大きな鏡とフレームそしてその周りのタイル部分が分かるでしょうか?  孔雀さんの描かれたタイル部分がその下の写真です。かなり時代を感じさせてくれます。お風呂場には富士山の絵もありました。脱衣場のいたるところにいろんな物が飾ってあって、娘さん作の絵なども沢山あってとてもにぎやか。  女性の脱衣場には幼児用の滑り台があったり、男性の脱衣場にはベンチ型のトレーニングマシンが置いてあったり・・・ なんだか先に紹介した銭湯とちょっと雰囲気が違います。これも商店街の中にあるということと関係があるのか、あるいは娘さんの影響なのか?。  テレビや雑誌でも何度となく紹介された様です。  ついでに商店街の中もちょっと歩いてみましたが、通路は細いもののけっこう大きな商店街だなと思いました。 CANOMATE 若桜湯:わかざくらゆ 吉塚1-16-9 15:00〜23:00 休:日祝日 壁にはにぎやかなイラストが・・・ ◎新年おめでとうございます。 新年おめでとうございます。 年賀状が間に合わないーと追い詰められてしまい、絵心の無い僕は写真でいくか文字でいくか決断を迫られることに・・・ だめもとで海浜公園に電話してみると鶏さんは1羽だけいるとのこと。とりあえず鶏を撮りに行ってみた。 若くて勢いのいいハンサムな鶏。名前は「とりまる」君。鶏冠もピンと立って何か勢いをつけてくれそうな感じ。期待してます。。。(夢)