筥崎瓦版 Vol.3 No.2 Ser.16 2005年 6月17日 編集・発行 夢企画 〒812-0061 福岡市東区筥松2-3-17-202 e-mail: mail@yumekikaku.jp Phone. 092-624-1316 FAX 092-624-1317 HomePage http://yumekikaku.jp/ (kawara/ ※PDF版・テキスト版) 不定期発行(15日〜1.5ヶ月の変則間隔で発行予定)配布場所によりB5〜A3選択 キーワード: ◎momo  ◎地震  ◎交差点 以下本文 ◎心を形に・・・  多くの人にとって音楽は、日頃の生活やこれまでの人生に潤いを与えてくれるものだと思います。  良くも悪くも心を動かされる。  言葉・旋律・編曲・歌唱・演奏、いくつもの表現手段を組み合わせることが出来る分、ある程度のものは容易に形に出来てしまい受け取る側もそれぞれの要素のみを選択して受け入れることが出来る。そんな中でもそれぞれがうまく相乗効果的に調和したものが、強くあるいは多くの人の心をつかみ「名曲」になるんだろうと思います。  星野富弘さんの本の中にこんな言葉があります。 ------------------------------ 二番目に言いたいことしか人には言えない 一番言いたいことが言えないもどかしさに耐えられないから絵を描くのかもしれない うたをうたうのかもしれない それが言えるような気がして 人が恋しいのかもしれない       −愛、深き淵より− ------------------------------  事故により絶望の淵に立たされながらも、筆を口にくわえて絵を描く道を知った星野さん。このことで彼は何を見出したのでしょう。  絵も音楽もまた様々なものも、作り出されるからにはそこに何等かの思いがこもります。形となったものから、私達は何を感じ取ることが出来るでしょうか・・・  前置きが長くなりました。 5月31日に第1回目の「momoランチライブコンサート」が行われました。場所は地下鉄箱崎九大前から程近い喫茶店「カフェ・エフエフ93」(箱崎6-11-37)。 今後も第2・4火曜日の12時30分から40分程度のコンサートを行う予定です。もちろんチケットなどはありません。食事やお茶のつもりで入ったら、生で歌ってた・・・ そんな感覚で気軽に足を運んでください。お店のオーナーさんもその昔は音楽の道を歩んでいた方なので、その内にちょっとしたご披露があるかも知れません。  さて、この“momo”(モモ)というグループ・・・ ギターとキーボードのママさんデュオなのですが経歴がちょっと面白い。  14年前に福岡で結成し、その後二人とも結婚と出産で活動休止。 そしてご主人の転勤等で二人とも福岡を離れたものの、様々な縁が重なり10年のブランクを置きながらも再結成。そして今年から再び福岡で本格的に活動する様になりました。忙しく過酷な主婦としての仕事もしっかりこなし、好きな音楽の道も歩き続ける彼女たちの歌を一度聴いてみませんか?  オリジナル曲を交えて、しっとり楽しく聴かせてくれますよ。  聴くの大好き・演奏するの大好き・歌うの大好き・何かもやもやしてる・ちょっと落ち込んでる そんな人たちへ、何かのきっかけを与えてくれるかも知れません。  これも何かの縁ということで、地域の活性化にもうまくつながればなと期待しています。        CANOMATE ◎いいおんな  仕事でも家庭でも、頑張っている女性は魅力的。以前紹介した「スープカレーの店 チャクラ」も女性3人で頑張っている。しかも7月で1周年になるとのこと。 そこで今回は開店1周年を記念し「いいおんな」としてチャクラのお姉さん方をご紹介します。  写真左から「明るく楽しく」がモットーののぞみさん、チェーン展開を目指すオーナーの和恵さん、そしてまじめで料理大好きな厨房担当の綾子さん。 「これまでの苦労は?」との問いに「ない」との答え。「お店で楽しい事は?」と尋ねると「忙しい時が一番楽しい」と・・・。 「何も考えてないから・・・ 」と言いながらも、それぞれの役目を担いつつ和気あいあいとチームワークで日々をこなしている様子。  お持ち帰りも出来るし常連のお客さんも多い様で、「チャクラ箱崎本店」の名が広まる日も近いかも。これからも美味しさと楽しさと美しさで地域活性化へのスパイスを箱崎界隈に提供してくださいね。1周年おめでとうございます。 ◎震度6弱  3月20日10時53分、福岡県西方沖の断層を震源とする地震が発生しました。(北緯33.7度・東経130.2度・深さ約9km・マグニチュード7.0・最大震度6弱 ※気象庁)。いや〜本当にびっくりしました。慌ててパソコンを終了させて机から離れた直後に本棚の上に置いていたモニター・プリンター・パソコンなどが全て落下し破損です。机の上のPCも転倒・落下。・・・まいりました。  阪神淡路大震災を機に福岡市と周辺の断層について調べてみたところ結構な数の断層が発見されており、そのうち直下型の地震があってもおかしくはないなと思ってましたが、まさかこんなに早くしかも海域の未知の断層が震源になるとは夢にも思っていませんでした。でも日本は地震国なんですよね〜今更ながらに再認識させられました。3月の本震から余震の震源が陸に向かって移動している様子もみられ4月20日の志賀島付近を震源とする大きな余震もありました。今回の地震により古い断層も活発化するのではないかという見方もあります。また地震調査研究推進本部作成の資料によると、福岡周辺でも断層に沿っているかどうかは分かりませんが1900年前後に30年・半年の間隔を置いてM5以上の地震が順次発生している様です。やっぱり日頃からの防災意識は大切ですね。  3月20日の地震では福岡市東区観測点(勝馬)が南西に約174mm、前原市観測点(高祖)が南に約84mm、玄海島が南に最大380mm (5月10日発表の測量値)動いたそうです。(※国土地理院)  この日以来地震情報をよく見る様になりましたが、北海道から沖縄まで、本当に頻繁に起きていることが分かります。  実は地震で一つ気になることがあるのです。それは炭鉱の坑道が地震によってどうなるかということです。瓦版の配布地域には坑道の入り口らしきものは無いと思いますが、仲原・志免・宇美・須恵・西戸崎には炭鉱が在ったようで、周辺地域の地下にはかなりの坑道が通っていると思われます。いろんな所で地盤沈下が問題になってますが、深いところとはいえ地下に張り巡らされた何も無い空間はどういう状況にあるのでしょうか?。新たな社会問題や災害につながらない事を祈ってます。 ◎信号機の意味  今年の2月くらいから、箱崎宮横・箱崎2丁目・箱崎小前の3箇所の交差点で「歩車分離信号」が導入されています。市内では他に天神・香椎・吉塚駅前・博多駅周辺などのいくつかの交差点で同様に導入されています。この信号、名称が示すとおり基本的には交差点内で歩行者と車両が交差しないように分離することが目的の信号です。交差点での一般的な信号のタイミングは、交差点手前での進行方向が同じであれば歩行者用の信号も車両用の信号もほぼ同じタイミングで青になったり赤になったりしていました。よって車両の右左折があると歩行者と交差することになります。  この3つの交差点の信号は各方向の車両用信号が切り替わった後に全ての歩行者用信号が一斉に青になる仕様です。つまり全ての車両を止めて歩行者を一斉に横断させようとするものです。車両は全て止まっているので事実上斜め横断も可能です・・・ が、斜め横断用のラインも引かれてないし信号も無いので斜め横断をしてはいけません・・・ というのが警察の言い分です。しかし実際には斜め横断者は多い。この理由の一つは横断歩道と歩行者用信号にまともに従えば、歩くのが遅い人は交差点の対角側に行くのにこれまでの倍以上の時間がかかってしまうこともあるからです。  車が動いている間は交差点内に人を入れないという意味では、巻き込み防止や車のスムーズな流れを期待しての導入かも知れません。 しかし、視覚障害者や盲導犬にとってはどうなんでしょう?  多くの交差点では車と人はほぼ同じタイミングであるということを実体験として持っているため、予測の基に行動してしまう人間はついつい見切り発進してしまう。ドライバーにとっても同様で他の信号が赤になれば次に目前の信号が青になる・・・ はず、と先読みし発進の準備をしたり実際に発進してしまったり。焦ってアクセルを踏んでしまわなければいいのですが・・・  ある程度大きな交差点であれば特に歩行者はそれなりの注意を払うし、もし信号に反して歩行を開始したとしても周りの人の様子や信号を再確認し引き返したりするでしょう。しかし箱崎宮横・箱崎小前・箱崎2丁目の交差点は車道幅が狭く、信号に気づいても渡り切った方が早い。つまり結果的に信号無視をすることになる。  瓦版掲載にあたって再度各交差点の様子をじっくり観察してみると、以前にもまして堂々と信号無視をする人が多く見られました。ベビーカーを押したお母さんでさえ斜め横断や信号無視 。つまり、「安全のために守るべき信号」という意味合いを失っている状況です。箱崎小前や箱崎2丁目などは多くの小学生が通るのに、個人のモラルの問題とはいえ信号無視を誘発する様な仕様はどう考えても問題だと思います。新しい信号方式とはいえ交差点の規模や交通量に応じた仕様があるのではないでしょうか?。こんな小さな交差点でこの信号仕様が適さないと思うのは私だけではないはず。  実は横断歩道が短く歩道も狭い場所で歩行者用信号が一斉に青になるともう一つ具合の悪い事があります。それは歩行者と自転車などが交差する場合です。横断歩道に出ようとしたら横や斜めから自転車が突っ込んできたり・・・ など。  様々な不具合が当初より感じられたので3月初旬に、注意を促す看板を立てている東警察署や直接担当している県警の交通管制担当に「これらの交差点でこの信号仕様は中途半端で危険」という旨の申し入れを行いました・・・ が、現在まで何らの仕様変更も行われてないところをみると、このまま継続するのでしょう。申し入れするにあたっても天神で同様の交差点があるというので行ってみましたが、そこはT字型の交差点で交通量は箱崎よりはるかに多いし歩道も多少広い。しかもT字であれば基本的に斜め横断などの必要性も無い。吉塚駅前の交差点もT字の歩車分離になっていますが交差点自体も大きく歩行者用信号が一斉に青になることはありません。6月に入ってから開通した福岡山田病院前の交差点(交差点名称未定)も歩行者用信号が一斉に青になる歩車分離信号になっていますが、学生が多いためか自転車による斜め横断が多い様です。  いったい何のための信号だか?  3月の時点では県警の担当者から「試験的な導入なので地域からの意見も欲しい・・・ 」という言葉を聞いていましたが、瓦版発行前に再確認したところ最初から正式導入だったということが分かりました。事故寸前の状況も何度か目の当たりにしています。  この小さな交差点での導入意図がまったく分かりません。        CANOMATE ※筥崎瓦版の設置場所案内  筥崎瓦版は以下の場所に置かせていただいてます。 機会がありましたら、瓦版共々ご利用ご活用お願いいたします。  ○ギャラリー萠  ○お食事まるみつ  ○河手医院   ○ザ・カクウチ   ○遊菓堂      ○グリル和田     ○千鳥橋病院千代診療所  ○喫茶ファニー  ○肯否店 小石原  ○市村酒店   ○小さな ゆとり  ○喫茶マーメイド  ○誠心堂薬局     ○カフェ・エフエフ93  ○東区役所    ○ヘアーサロン モンド   ○松島公民館  ○食事処みねや   ○松本龍事務所   ○県立図書館     ○グルメシティ 箱崎店  ○福岡リーセントホテル  ○博多サンヒルズホテル   ○セントラルスポーツ  ○NPO地域交流センター九州事務所    ○博多女子高等学校  ○クラフトハート トーカイ 福岡東店  ○マクドナルド 3号線箱崎店     ○スープカレー チャクラ     ○西日本シティ銀行 箱崎支店・箱崎宮前支店・吉塚支店   瓦版も3年目に入りました。今後ともよろしくお願いいたします。 設置場所はネット上でも案内しています。