パナファコム・・・「パナ」はよく耳にする「パナソニック」の「パナ」、つまり松下電器、そして「ファコム」は、昔ながらのコンピュータ関連の方はご存知の「FACOMシリーズ」で有名な富士通。・・・合わせて「パナファコム」となります。
現在は「PFU」と社名が変わっています。
驚くなかれ、このパソコン・・・もう30年以上も前のものです。
その昔、マイコンと称されて8ビットCPUが人気を集めていた時代、少数派として12ビット、16ビットのCPUもありました。
まだまだワンボードマイコンが一般的な時代に、Lkit-16(パナファコム)と同じCPUを搭載したコンピューターです。
思うに「パーソナルコンピュータ」として発売されたのは、このマシンが国産初ではないかと思います。もちろんNECの98シリーズはおろか、80シリーズすら世に出てなかったと思います。
そんな時代に、本体正面にあるカセットテープ・・・デジタルデーターカセットです。
リールタイプの磁気テープ装置を思わせる動きが好きでした・・・ (^^;;
キーボードは、エレベーターのボタンなどに使われていたりする、静電スイッチで構成されたキーです。ちなみに同機(シリーズ)は富士通ブランドでも9450シリーズとかの名称で販売されていたと思います。 もしかすると松下のブランドでも出てたのかも知れません。
パナファコムブランドではC-15からC-15E、C-180、C-280(だったかな?)と進化した様です。
基本仕様は・・・ CPU: 16ビット (MN1610)
ROM: 2kB
RAM: 16kB
CRT: 64列 × 16行(1024文字)
文字 : 英・数・英記号 64文字
カナ・カナ記号 64文字
簡易グラフ・図表グラフ・特殊文字 各モード選択で
64文字
カセット: 記録密度 800dpi
トラック 2(A面・B面)
速度 読み書き 15IPS
巻き戻し・サーチ 45IPS
転送速度 1.5kB/s
記録容量 最大4000ブロック(1ブロック 6バイト)
キーボード: 文字キー 64
制御キー 5
テンキー
編集キー 9
ファンクションキー 12
セルフリピート 16回/秒
ランプ キーイン/エラー/パワー/モード(5種)
スイッチ リセット/リクエスト
ブザー
ソフトウエア: BASIC/LEDIT/GEDIT/SEDIT
外観: 本体 約17kg W400×D400×H140
キーボード 約2kg
CRT 約5.1kg
電源: 100V 消費電力 250VA
オプション・・・ 本体内蔵型プリンター
デジタル入出力インターフェイス
GPIBインターフェイス
統計計算ライブラリー
科学技術計算ライブラリー
その他・・・
※提示額によってはお譲りいたします。
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